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証券分析 第6版 発売 過去作との違い

 どうも、おらくるです。今日は、投資の神様ことウォーレン・バフェットの師匠、ベンジャミングレアムが著した本”証券分析”について綴っていきます。投資家であれば、彼の名作中の名作”証券分析”と”賢明なる投資家”は読んでいることでしょう。2023/11/20に証券分析の第6版が発売されました。過去作とどのような違いがあるのでしょうか。

 1934年、第1版が発売され、都度更新され90年近く経って第6版が発売。著者はベンジャミングレアムとデビッドドッドですが、最新版が出るにつれて現代的な解釈や著名投資家の見解も加わるようになっています。

 

 第6版は過去の作品と何が違うのか?

 もちろんベースはベンジャミングレアムとデビッドドッドの文章です。そこに、各部の巻頭には、著名な学者と現代の名高いバリュー投資家が序文を寄せています。約90年前に出版された名作を現代的な要素を含め、バリュー投資に新たな視点と旋風をもたらしています。210ページ強を割いて現代のウォール街における一流のファンドマネジャーたちによる見解も加わっています。

 

 ベンジャミングレアムを知らない人向けへ

 投資の神様ウォーレン・バフェットが師と仰ぐほどの投資家でした。バフェットは学生時代、グレアムの本を読み彼の投資を学びたいと思いました。当時、グレアムはニューヨークにあるコロンビア大学で投資を教えていて、それを知りバフェットはコロンビア大学に入学しました。グレアムは生徒への成績評価付けが厳しいと知られていました。そんな中、唯一バフェットだけがA+(最高評価)を得たのです。このエピソードはかなり好き。

 

 グレアムは「バリュー投資の父」と知られており、その教えは90年近くたった今も、古さをまったく感じさせない。1934年に第1版が出版されて以降、投資業界で不動の地位を維持し続けている本書。

 値段は、17,380円。投資本はどれも高いのですが、この本は数倍も高いです。前版で、10,780円だったので、だいぶ値上がりしています。しかし、投資本のなかでもトップクラスの影響力を持ち、他者へ大きな影響を与えた希有な1冊であることを考えれば”投資”する価値のある本。累計でミリオンセラーとなっている本書はバリュー投資の不朽の哲学と手法を、何代にも渡り我々投資家たちに伝えてきましたし、未来永劫、色あせることのな作品だと思います。

 

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