どうも、カリスマ投資家のおらくるです。残念ながら、カリスマとは私のことではありません。読書感想文の時間です。2017年に発売された、川上穣氏作の「カリスマ投資家の教え」という本について書いていきたいと思います。
そもそも、なんでこの本について書こうと思ったのか？昨日、取り上げたジム・チェノスについて触れられているからです。
あと、6人の著名な投資家が出てきて、彼らの投資方法や考えについて書かれている為です。まだ投資をされたことがない人や初心者はこのような一流投資家達の中からメンターを見つけて欲しいので、参考になる本だと思いました。279ページの本なので、スラスラと読めます。
債権王のジェフリー・ガンドラック、ヘッジファンド王のレイ・ダリオ、アクティビスト王のダニエル・ローブ、空売り王のジム・チェイノス、予言者のデイビッド・アインホーン、オマハの賢人のウォーレン・バフェット、AI王のデイビッド・シーゲルが出てきます。
みな、債券、空売り、アクティビスト（物言う株主・簡単に言えば村上世彰みたいな人）、株式投資等違った分野で成功した人達なのでそれぞれ違った投資スタイルが確立されていて、その辺は読んでいて楽しかったです。私自身、株の買いが専門ですが、他分野の著名投資家の投資法も書いていて参考になりました。（投資法の記載は全体的に少ないですが）
投資対象は6人で違うものの、成功する哲学は6人同じだと思いました。例えば、市場のコンセンサスにしたがって投資しない天邪鬼な性格。自分がしたいことのために働く。投資の情熱が凄まじい。結構破天荒な方々なんですよね。ヘッジファンド王のレイ・ダリオ（ハーバードMBA取得）なんて、25歳の時、証券会社に勤めていましたが上司と口論になり、上司をぶん殴っていますし。
「自分の専門分野について詳しいですが、たくさんのことを知っている必要はない」という考えも参考になると思います。仕事をしていて、無駄なことや意味のないことばかりやっている人っていませんか？投資も莫大な量の情報があるので、全部を覚える必要なんてありません。重要なことが何かを把握し覚えれば十分です。
Rating：★☆☆
総評：厳しめの評価。ダイジェスト本（まとめ本）については基本良い評価を出せません。自分の考えを書いたり、自分が取材し書いた本が好きだからです。内容は、投資初級者位を対象にしていると思うので、読みやすいと思います。簡潔に投資成功者について学びたいのであれば、良い本だと思います。
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