北海道でFIRE生活

株式投資で3,000万円貯まったので北海道移住してみた

函館の「西園」で塩ラーメンとチャーハンのセットメニュー

 函館に桜を見に行ってきました。五稜郭公園の桜は日本でもトップクラスのようで、とてもきれいでした。函館は塩ラーメンが有名で人気店を検索し、有名な観光スポット・金森赤レンガ倉庫近くの「西園(さいえん)」という店が良いと口コミが出てきましたのでお邪魔しました。

お店情報

 店名:西園(さいえん)

 住所:北海道函館市末広町19-14

 交通手段:末広町駅(函館)から83m

 営業時間:月~土 AM11:30~PM18:30

 定休日:日曜日

 席数:15席

   (カウンター7席、4人掛けテーブル×2)

注意点

 人気なお店で観光客も多く訪れます。今回、13:30頃に行き最後の麺1玉で食事をすることができました。私以降にお店に来た方は残念ながら、諦めて違うお店に行きましたので早めに行くと良いかもしれません。

 

内装

 年季の入った「ザ・町中華」という内装です。

メニュー

 函館に来たので塩ラーメンは頂きたいところです。660円と安いです。1,200円払えばラーメン+チャーハン(またはカレー)セットにできるので今回はセットメニューにしました。

塩ラーメン&チャーハン

 最初に塩ラーメンがきました。見た目シンプルです。スープを頂いたのですが、主張が抑え目の味がします。豚骨か鶏ガラどちらで取ったダシか?魚介類でもダシを取っていると思いますが恐らく昆布や煮干しを少々入れている位でしょうか。1935年からのお店で味が変わっていないのか、昔ながらのラーメンという感じです。全体的に味付けは薄め、ダシのパンチも抑え目でした。

 

 麺は中位の太さにストレートに近い麺でした。札幌のコシのある麺に慣れていると、少々コシも抑えぎみかなという感じです。

 セットのチャーハンがきました。町中華のチャーハンってあっさり系で味気がないイメージですが、それとは違い「西園」のチャーハンは激うまでした。強火で炒めているので、香ばしさをすごく感じます。チャーシューが多く入っていて食べ応えが凄いです。ラーメンとは違い、醤油ベースでガツンとくる旨さと肉々しさがあり好きな味です。

 

Rating: ★★☆

総評:

 ラーメンはこってり系とあっさり系どちらでも好きなのですが、少々味気がなく期待を上回る味ではなかったでした。チャーハンはチャーシューが多く投入され、香ばしくとてもおいしかったです。

映画「マネーショート」投資家目線での感想

 結構前の映画になりますが、「マネーショート 華麗なる大逆転』(洋題 The Big Shortを久しぶりに見ました。個人投資家となった今、この映画を見ると何を思うのでしょうか? 

作品概要

 2015年のアメリカの金融映画。マイケル・ルイスのノンフィクション『世紀の空売り 世界経済の破綻に賭けた男たち』(2010年刊行)が原作となります。作品時間130分。監督はアダム・マッケイ。

 

俳優

 クリスチャン・ベールスティーヴ・カレルライアン・ゴズリングブラッド・ピットなど。

 

作品内容

 邦題・洋題にあるショート(Short)とは空売りを意味しています。簡単に言えば、株を買って値上がりを期待するのではなく、その逆で株が下がる方向で儲けたトレーダー達の物語です。

 

 2008年、世界でサブプライム住宅ローン危機で景気が悪くなりました。全世界的に株価も暴落しほとんどの投資家は大損をこきました。しかし、映画の主人公達は事前に空売りを仕掛け大儲けしました。本作はどのように膨大な利益を得たかにスポットがあてられています。(サブプライム低所得者や移民向けの住宅ローン)

 

重要用語

 本作で出てくる3つの用語を事前に理解していないと、作品を理解するのが難しいかもしれません。(下記は映画に合わせた説明とします。)

 

MBSモーゲージ債)>Mortgage Backed Securityの略。住宅ローンを債権化した金融商品モーゲージ債は、住宅ローンが払えなくならないという想定だったので安全性が高いのと利回りの良さから人気商品でした。買い用。

 

CDO (債務担保証券)>Collateralized Debt Obligationの略。BBBランク以下のMBSは販売できないので、BBB以下のMBSを集めてAAA化したものがCDO。買い用。

 

CDSクレジット・デフォルト・スワップ)>Credit Default Swapの略。債務者が破綻に備えた保険。映画に出てくる儲かった投資家は、モーゲージを支払えないサブプライム層が大量発生することを予測しこのCDSを買います。映画の中では、売りで投資をしているのではなく、住宅ローン市場が崩壊すれば保険金が支払われるので逆張りしている模様です。

 

感想

<わかりやすい>

 自分自身、株式投資しかやっていないので金融商品、ローン、不動産関係について詳しくありません。しかし、概ね内容を理解できました。難しい単語が出てくる際に、シーンが止まり登場人物が説明をしてくれます。

 

<売り理由がいまいち>

 主人公のマイケルバーリがサブプライム問題を意識したのが2006年で、なぜ自信を持って売り投資をできたのかがあまりわかりませんでした。固定→変動金利に変わることにより、ローン返済能力に疑問を持ち売りを仕掛けたシーンは出てきましたが、それくらいでした。どのような根拠で売り判断に至ったかの描写をより描いて欲しかったです。個人的にそこがこの映画のメインテーマだと思っています。

 

<なぜ投資を続けられたか?>

 2006年にCDS13億ドル分し、約2年間保有し最終的には利益が得られました。($1=150円計算でいくと、$2.69Billions稼いだので4,035億円になります。得たリターンの率は489%です。途中買い増しがあったと思われます。)しかし、上から”今すぐに投資を辞めろ”と言われていますし、一時▲20%まで落ち込みました。空売りは買いとは違い、損失は無限大なので続けてこれた根拠はなんだったのか。

 

<50VS50の賭けだった?>

 ある意味50VS50の賭けで儲けたように感じました。特に2008年の不況時に儲けた投資家ということで、珍しい人だったから取り上げられた感があります。2008年以降は、空売りで失敗もしているので金融業界の予想屋なのかなという印象です。

 

 投資をしていればわかりますが、予想をしても全然当たりません。モーサテの大手金融機関の専門家達は色々予想していますが、当たっていませんよね?なので、予想したり、どちらかに賭けたりするような投資を私はしていません。映画の登場人物は、バフェット師匠が嫌う予想投資をしていたと思います。

 

<金融業界の闇>

 本作のもうひとつのテーマになります。銀行が詐欺まがいの債権を売り出したために、2008年の金融危機に陥りました。

 

 また、格付け会社S&Pが競合のムーディーズにシェアを奪われたくないので、CDOの格付けをデフォルトリスクが上昇しているのにAAAとし正当に評価していないとか、ウォール街の拝金主義もよくわかりました。両者に罰はなかったのか?

 

<ブラピはなぜ出演?>

 ブラッド・ピットは元トレーダーの役として出演し若いオタク系男子2人を応援する役で出演しました。この3人は出演シーンも少ないし、特に出演しなくても良かったのではと個人的に思っています。短時間でマーゴットロビーがお風呂に入りながら株式市場を解説してくれたり、セレーナゴメスも出てきたりもします。

 

Rating:★★★

総評:

 満点。金融業界が舞台で聞いたことない単語がでてくるので、完璧には理解できない人もいるかもしれませんが、多くの視聴者向けにだいぶわかりやすく作っている作品だと感じます。それ故に、深く踏み込まない部分もあったのでしょうか。いろいろと賞をもらった作品なのも納得です。 

札幌市中央区の大盛り店「こく一番」 整理券を手にしチャーハン

 急に大盛り飯が食べたくなり、札幌市中央区にある「こく一番 ラーメン みどりや」に行ってきました。この店では、超大盛りチャーハンとセットでラーメンが食べられるということで連日激混みしています。今回、整理券を手にし入ってみました。

お店情報

 店名:こく一番 ラーメン みどりや

 住所:北海道札幌市中央区

    南18条西15丁目2-13

 交通手段:札幌市電

     「ロープウェイ入口電停」

      徒歩約1分

 営業時間: 月・火・水・木・金・土

      10:30 - 15:00

 定休日:日曜日、第3月曜日

 席数:11席(カウンター&小上がり)

 

アクセス

 場所は札幌の伏見や藻岩山の近くでJRや地下鉄が走っていない場所にあるので少々不便な場所にあります。大通やすすきの等から路面電車が走っているのでそれに乗り約20分程です。(ゆっくり運転なので、30分位かかることも)

 

整理券配布

 事前に調べていた情報では、9時~整理券の配布をするはずでしたが整理券配布時間に変更があったようで7時からでした。9時少し過ぎに行った時には11番目でした。整理券はお店の真隣の肉屋で入手します。肉屋の入口を開けると、整理券を置いている椅子があるのでそこから取ります。肉屋の老婦人は朝7時から働いていて、「こく一番」についても良く分かっているのでわからないことがあれば教えてくれます。

 整理券を手に入れたら、開店の10:30前に必ず店に行かなくてはいけません。今回、順番は11番目になりましたが、11人目ではなく、11組目ということに注意しなくてはいけません。2~3人で来ているグループもいるので25人目位の案内でした。*休日だと一人一枚のようです。

 

店内

 奥に小上がり2つあります。

メニュー

 もちろん、チャーハンを注文します。(1100円)これを頼めば、ラーメンも付いてきます。味は塩・醤油・味噌から選べ今回は醤油味にしました。

チャーハン&醤油ラーメン

 整理券11番目でしたが、10時30分開店から食事が提供されるまで1時間20分も待ちました。シェフは一人しかいないようで、チャーハン1人前の作る量(約3人前)が多いので一度に2人分(計6人前)しか作れていないようです。

 最初にチャーハンがきました。量が半端ない!推定”3人前”の量なので山の様に盛られています。一口いただきます。うまい!今までで食べたチャーハンの中で一番おいしいです。塩ベースのチャーハンなのですが、醤油で煮込んだチャーシューが大量に入っているので、結果醤油チャーハンです。

 

 他の店のチャーハンってハムやかまぼこが少量入っていて、塩味であっさり系ですが、この店は「The・男飯」って感じの味と量です。強火で炒めているので、香ばしさをすごく感じます。チャーハン職人級の腕前の方が作っているので、この味が出せるのでしょう。

 醤油ラーメンに関しては、味は普通です。100時間煮込んだスープのようですが、そこまで濃厚感はなく結構あっさりしています。ラーメンの量は1人前位だと思います。ただし、チャーシューが10枚位乗っているのでラーメンだけでも満腹になります。

 

持ち帰り可能

 40円で容器が買えます。しかし、1.5人前位しか入らないので2つ必要になる可能性もあります。私は、約3人前あるチャーハンの内1人前位しか食べられなく、2つの容器に入れて持って帰りました。(ラーメンは完食)

 

Rating: ★★★

総評:

 チャーハンはチャーシューが大量投入され、香ばしくとてもおいしかったです。ラーメンは普通でした。恐らく、国内屈指のコスパ店でしょう。整理券を入手しても、食事の提供まで1時間以上は少々辛く回転の遅さはネックです。(観光客が飛行機の時間があるので待ちきれず帰っていきました)時間に余裕がある時に行くのがベストです。

「桁外れの投資家たち」の書評

 読書感想文の時間です。「桁外れの投資家たち」という本を読みましたので書評・感想を書いていきたいと思います。

著者紹介

 ダニアル・ジワニ(Danial Jiwani)ウォーレンバフェットの投資哲学について執筆する作家であり、そのリーダー的存在。

 

本について

 タイトル「桁外れの投資家たち」。2024/3/3発売。272ページ。出版社:パンローリング。2,640円。

 

内容

 どうしてほとんどの投資家は、バフェット、ピーターリンチ、レイダリオ、モニッシュパブライのように高いリターンを得られないのかについて書かれています。一部の投資家は、このような凄腕投資家の本を読み、似た投資方法で市場平均を1~2%アウトパフォームしていますが、彼らの域には到達できない。その分析が書かれた内容です。

 

 この本のベースは投資ですが、勝者の思考法についても扱っています。その為、経営や心理面(メンタル、行動、思考)も出てきます。投資本だと思って読んでいましたが、若干ずれていたので後々100%の投資本ではないことに気づきました。

 

 全部で9章

 第1章 だれもコカ・コーラを理解していない

 第2章 コンピタンスの第2層

 第3章 80%パストルールに従え

 第4章 年次報告書の問題点

 第5章 安全域だけではない

 第6章 隠れたリスクを見つけだせ

 第7章 知らないということを知っている

 第8章 第一原理に基づいて投資する

 第9章 5分間のルーブリック

 

感想

第1章 だれもコカ・コーラを理解していない

 製品や株式情報を知っているだけでは不十分で、桁外れの投資家たちは、「けっしてシンプルな事業でも理解できると思わない」と書かれています。一面だけ見るのではなく、多面的に株式を評価しようということです。

 

第2章 コンピタンスの第2層

 平均的な投資家は企業の競走上の立場を調査し、桁外れの投資家は何が企業の競争上の立場を左右するかを調査するという内容ですが、全体的にわかりづらかったです。本全体に言えるのですが、章毎で読み進めていかないと本題が見えてきません。結論から多少ズレるエピソードも多く出てきて読むのに集中力が必要です。

 

第3章 80%パストルールに従え

 チャーリーマンガーの行動は80%パストルールで事業が成功するか失敗する理由を学ぶためには、歴史の調査に80%の時間を割き、20%の時間で現在の状況を研究し、投資判断を下せばよいと書かれています。バフェットもコカ・コーラ株の買い時、コカ・コーラペプシの直近の年次報告書を読むだけでなく、10年分を超える年次報告書を読みました。

 

 平均的な投資家は今市場で何が起きているかを調べるとのことです。確かに、過去の情報を調べるのは時間かかるのでそこまで時間を割いている投資家は少なそうです。

 

第4章 年次報告書の問題点

 関連するものではなく、重要なものを読めということです。第2章と同等で退屈な章でした。

 

第5章 安全域だけではない

 割安になっていて、安全域が取れている企業に投資するだけでは不十分。事業の強さがあるか、リスクがあるか等も考慮する必要がある。他の投資本の「千年投資の公理」から引っ張ってきている内容でした。

 

第6章 隠れたリスクを見つけだせ

 リスクを評価するには、デューデリジェンス(企業分析)や調査だけでは足りない。それでは隠れたリスクは見つからない。その為、自らの結論に組み込まれている仮定についてさまざまな角度から検討しなければならない。

 

第7章 知らないということを知っている

 桁外れの投資家たちは知り得る重要なことにだけ集中します。それは、企業が現金を生み出す長期的な能力があるかどうか。例えば、1919年、コカ・コーラ株は瓶詰め業者や砂糖の問題で株価が40ドル→19ドルに半減しましたが、この問題を本質と結論付けていたら、500万ドルに成長したチャンスを逃すことになっていました。

 

第8章 第一原理に基づいて投資する

 良い面・悪い面ばかりに目を向けるのではなく、第一原理(本質)に基づいて投資をしなくてはいけない。例えば、事業の成否を決める基本的な理由を見て、そこから推論をする。

 

第9章 5分間のルーブリック

 バフェットは5分もあれば事業に興味があるかどうかは判断できるようです。時間をかけて構築してきたたくさんの選別フィルターがあるからです。あれこれ、調査するのではなく重要なことからフィルターをかけていきダメであればすぐ投資判断から除外でき時間をセーブできます。確かに、投資判断において「利点&欠点」を検証する金融機関とか多そうなイメージです。

 

Rating:★☆☆

総評:

 概ね内容がバフェット本と被ります。バフェット関連の本がたくさん出ていますが、それらの本と内容が同じ部分もある為、知っている情報も多々ありました。よって、この本のテーマである「一部の投資家は、偉大な投資家の研究をしているのに彼らの域には到達できない」ということに対し、期待を上回る情報が欠けていたなという印象です。

 

 バフェット本をあまり読んだことがない方であれば、参考になるかもしれません。

札幌・大通の順香(シュンシャン)でランチ 麻婆豆腐を食す

 中華が食べたくなったので札幌の大通で中華料理屋を検索し、評価の高い「順香(シュンシャン)」に行ってきました。2021年に食べログの百名店にも選ばれたお店ですが、どうだったのでしょうか?

 

お店情報

 店名:順香(シュンシャン)

 住所:北海道札幌市中央区北一条西2-1

               時計台ビル B1F

 交通手段:

 地下鉄大通駅から徒歩約5分

 札幌駅から徒歩約7分

 大通駅から371m

 営業時間: [月~土] 11:00~14:30

                      17:00~22:00(L.O.21:30)

 定休日:日曜日

 席数:70席

 

アクセス

 お店の場所が少々わかりづらいので、下記を参考にしてください。札幌・大通にある”がっかり観光スポット”の「札幌市時計台」に行きます。隣のオフィスビル地下1階に行き、飲食店が数店舗入ってそこにあります。

 

お店の特徴

 中国最北部黒竜江省の「中国北方家庭料理」が味わえることから札幌では人気の中華料理屋だそうです。中国の北方といえば北京ですね。北方料理の特徴は、油をよく使い、塩辛くて、こってりとしたものです。

 

店内

 お店の中は結構広いし、席数も多いです。(70席)これくらいの規模だと宴会をするにも良さそうです。

 

メニュー

 麻婆豆腐(750円)をチョイスしました。ランチタイムは6種類の限定メニューなので名物の「鍋烙」は食べられません。一方ランチタイムで人気の「麻婆豆腐」はディナータイムのメニューにはないようです。

 

麻婆豆腐

 750円でこのボリューム!ご飯の量は選べて、大盛にしました。麻婆豆腐は、辛さやスパイシー感が苦手な人でも食べやすい作りです。甘くもあり辛いのが苦手な方や子供でも食べられると思います。

 

 北京と四川の違いなのか山椒、にんにく、ネギ等の香りや味は感じられず、ひき肉はほんの少しわずかに入っている位でした。個人的には、汗かく位の辛さや山椒味が強いのが好きなので、物足りなさがありました。

 

Rating: ★★☆

総評:

 安くてボリューミーなのは満足でした。店内も広くて良いです。しかし、味はあっさり系で私好みではなかったです。

パリってストライキやっていますか?

 どうも、おらくるです。サラリーマン時代に貯めて使っていなかった”遺産”のフライトマイルが今秋失効するようなので、近々海外旅行を考えています。考えているのは、2つ。①西ヨーロッパ周遊 or ②オーストラリア&フィリピン&ニュージーランド。どうらや、後者になる可能性が高まっています。

パリでストライキ中じゃん!

 以前、パリに行った時の嫌な思い出が公共交通機関ストライキ(以後、スト)です。フランスのストを舐めていました。どうせ、便を半減する程度と予想していましたが、まさかの全運行停止。メトロ走っていないので、パリの市内移動ができませんでした。諦めて、値上げしている高いタクシーを使う羽目に。

 

 以前の反省も踏まえ、パリのスト情報を調べてみたところスト中じゃありませんか!しかも、2024/2/5 - 9/9まで?! 7ヵ月もなぜ。オリンピックどうするのですか?ちなみに、RATPにてスト決行中です。RATPとはパリ交通公団であり、地下鉄、PER(郊外電車)、バス、トラムに影響が出るので旅行は無理です。ちなみに、5月に入れば、SNCF国有鉄道)もスト開始とのこと。。。

 

 だれか、教えて下さい!海外版のスト情報を調べても、ストの様子がよくわかりません。7ヵ月もRATPの全運行なしなのか、数割の減便なんですかね??

 

物価高い

 円安とインフレの影響で物価も上がっています。ホテルはヨーロッパの人気観光地でも1泊1万位で探せましたが、今だと2万円~からですかね。

 

 せっかくなので、サッカーの試合も見にいきたいのですがこれも高い。普通の試合のチケットで安くて3,000 - 4,000円位だったのが、今だとこの倍から。人気のある試合だと、日本じゃ考えられないほど高いです。例えば、CLのPSG VS バルセロナは3.5万円~、レアルマドリード VS バルセロナは10万円~、CL決勝戦は30万円~。

 

 コンサドーレ札幌は3,000円~なので良心的ですね。

 

飛行時間

 東京→パリだと12時間でしたが、今はロシアの上空を飛ばないようなので+2~3時間増しらしいです。15時間もフライトするなんて無理かな?

 

結論

 ヨーロッパは度々ストライキがあり、情報が不足しているので現地情報が掴みにくい。(一応、スト実施日は事前通知されているが)今の気分的に、太陽とビーチを求めているので豪州のゴールドコースト辺りでのんびりしようかな?!

 

 Adios!

 

 

後藤達也氏は投資に詳しくない。「投資の教科書」の感想

 どうも、おらくるです。最近、元日本経済新聞記者の後藤達也氏がよくテレビに出演し経済や投資について語っています。「転換の時代を生き抜く投資の教科書」という本を出版したとのことで、読んでみました。書評・感想を書いていきたいと思います。

著者

 後藤達也。X(旧Twitter)フォロワー63万人、YouTubeチャンネル登録者数26万人、note有料会員2.5万人の人気インフルエンサー。(?)

 

本について

 タイトル「転換の時代を生き抜く投資の教科書」。2024/1/25発売。後藤達也氏の初の著作でベストセラー本。336ページ。1,760円。

 

内容

 投資初心者向けの本です。5章あり、「第1章 投資が欠かせない時代に入った、第2章 株・会社・決算……そもそもから考え直してみよう、第3章 株価はなにで動くのか、第4章 中央銀行は金融市場の心臓、第5章 投資をはじめよう」で構成されています。

 

批評を書いていきます

①初心者向けだが

 この本は投資初心者向けの本です。投資をそこそこやっている人は既に頭に入っている情報ばかりなので、読む必要性を感じません。本のターゲットが初心者向けということについて批評を書くつもりはありません。しかし、「初心者を対象としている本なのに、わかりづらい」と感じました。この本の評価でわかりやすかったというコメントをよく見ますが、私は”初心者にとってはわかりやすい”とは言えないと思っています。

 

②わかりづらい

 例えば、P88~P122に決算書について触れています。損益計算書の説明から始まり、バランスシートの説明で終わります。損益計算書は営業利益のクイズ、バランスシートは図を載せていますが、簿記とかの知識がない初心者にはわかりづらい説明だと思いました。なぜか、キャッシュフロー計算書の記載はなしです。

 

 上記の記述について改善点をあげるのであれば、決算書で重視するべき諸表は3つあることを章の頭に記載。(損益計算書、バランスシート、キャッシュフロー計算書)それぞれの諸表の説明、実物の諸表or類似の自ら作成した諸表の貼付。

 

③AIに書いてもらったのか?

 投資関係について広く浅く書かれている本で筆者のオリジナルティは感じられません。誰かの書いた本の一部を引っ張ってきたような内容であり、AIが書いたような印象を受けます。本の構成自体もまとまりがなく、3章の「株価が動く理由」は特に一貫性を感じませんでした。「虫・鳥・魚の目」を例に色々と語っていますがわかりづらい。配当投資、PER、PBR、時価総額、米経済指標等を3章に入れていますが、点と点が繋がりません。PERとPBRは3章なのに、ROEは2章にあるので、経営指標関連の章を作った方が良かったと思います。

 

④自己アピールをするな!

 P66~P67、自分は経営者である。P118~P120、SNSフォロワー数公表、サブスク収入が会社員時代より10倍になった。とかどうでも良いコラムがあります。神聖な投資本にそんなアピールを書くんじゃねぇ!

 

⑤そもそも素人

 後藤氏は元日経新聞の記者なので、投資も経営も詳しくない印象でした。全体的に書いていることに深さや説得力がありません。テレビにも出たりしていますが、トークポジションもイマイチで主張も弱く感じます。発言より落ち着いた雰囲気で人気が出ているようです。

 

 高配当投資の記述では、利回りが高いのは株価が下がっているから注意と書いていますが、それだけです。低い配当性向や経営状況次第ではむしろチャンスでもあるのですが、そこには触れていません。

 

 P312に「迷ったらS&P500」購入を勧めるページがあります。理由は、わかりやすく・世界経済の恩恵を受けられるからだそうです。アメリカの会社は有名なので、わかりやすく、グローバルに展開し拠点があるので世界経済の成長と共に企業が儲けるからのようです。この根拠であれば、日経平均でも良いのではないかと思います。日本人にとっては日本の情報の方が多くあり日本企業のほうがわかりやすいし、有名なグローバル企業もあるので。S&P500はPER21倍と割高であるし、円安なので割高買いになります。初心者向けに書いている本なのに、浅い一面のメリットだけ書き、注意点も書かずに勧めるのは不親切だと感じました。

 

Rating:

総評:-

 0点。ベストセラー本なので読んでみましたが、残念でした。後藤氏のことは詳しく知りませんでしたが、本を読んでビジネスや投資のことに精通している方ではないとわかりました。

 

 Adios!