北海道でFIRE生活

株式投資で3,000万円貯まったので北海道移住してみた

先輩とNISAの話をし、初心者だと分かる。投資素人の特徴。

 どうも、おらくるです。先日、私の先輩と投資話をしました。先輩は投資が好きらしく、今年度のNISAの運用額を拡大したそうで、少しの間投資談義をしました。今回は先輩とNISAについて話をして感じたことを書いていきます。

 

 投資を長年やっていると、1分相手と話ただけで相手の投資レベルがわかります。先輩と数分しか投資話をしていませんが、先輩の投資レベルがわかりました。私は本屋によく行くのですが、投資本コーナーで投資本を読んでいる人の投資知識がすぐわかるんですよね。初心者には老婆心で良書を薦めたくなります。

 

             

手数料

 先輩曰く、つみたてNISAの銘柄選択基準を手数料で選んでいるとのことです。もちろん手数料は重要です。年間数%リターンが変わってきますからね。しかし、手数料重視で安いものを買うのは違います。投資をする際に、手数料が安いものを重視して投資をするのは、間違っています。

 

 一番最初に見ないといけないのは、手数料ではなく、リターンです。極端な話、手数料0.1%で年率のリターンが5%のものではなく、手数料3%でも15%のリターン品を選んだ方が良いです。手数料は極力抑えた方が良いですが、リターンと差し引きしどれくらい利益が残るかを把握して投資するのが重要です。

 

個別株投資はわからない

 先輩曰く、NISAの成長投資枠は難しくて投資をしないようです。つまり、個別株投資はなにをして良いかわからないから、ETF投資信託をするということ。これに関しては、逆説を唱えます。

 

 例えば、日経平均株価連動商品に投資をする場合、225社からなる株価を意識しなくてはなりません。構成銘柄を把握し、それらの状態・決算をおおまかに把握しなくてはいけません。これは、かなりめんどくさい作業です。

 

 ちなみに、日経平均を日本経済(GDP)と一緒にして唱えている”金融機関のプロ”がいますが、全く違いますからね。日経平均は日本のGDPと比例していませんし、例えば、アメリカのS&P500はアメリカのGDPや経済ではありません。多少は同じ動きをする部分はあるかもしれませんが、違うということは把握しておきましょう。

 

NISAをしていれば儲かる

 先輩曰く、NISAを活用すれば儲かるようです。これに関してはいい加減にして欲しいです。先輩だけではなく、よくYahooニュースとかにも出てきますが、NISAで運用すれば儲かると思っている人は多いようです。

 

 NISAはあくまで利益を上げた際に税金がかからない有利な制度の話です。我々は、給料から税金を引かれています。その税引き後の軍資金を用いて、投資に挑み、利益を得て約20%の利益が引かれるという二重課税という罰ゲームを喰らいます。NISAはリターンに対しての約20%の課税がなくなるだけです。

 

 つまり、銘柄選びがうまくいかず、運用成績がマイナスの人に対しては関係のない話です。NISAは銘柄選びが上手い人に対して有利な制度です。リターンを得ている人に対し免税という”プレゼント”があるだけです。なので、NISAで資産運用しているからと、自動的に利益を得られると考えている人は再度NISAについて勉強し直す必要があります。

 

まとめ

 投資をする際に手数料を抑えることは大事ですが、手数料が引くいものを第一優先にし銘柄選定にするべきではありません。あくまで、リターンが大きいものが大切です。(かといってハイリターンを求めて、リスクを取りすぎないようにしましょう。このさじ加減が難しいですが。)個別株選定の基礎知識がないのであれば、たとえ日経やS&PETFでも投資しない方が賢明でしょう。ETFも結局は、個別株の集合体なのですから。NISAに関する勘違い→NISAを活用すれば儲けられるということはありません。あくまで、"二重課税”を避けられるだけです。

 

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